「完璧なプロポーズをして」彼女の願いをハワイで叶えた記録 Episode 02

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Episode 02:Keep It Secret

 

秘密の手荷物

ハワイへ向かう成田空港の出発ロビー。

浮かれている彼女の隣で、僕の頭の中はリュックの中にある「秘密」のことで一杯だった。

リュックの奥には、婚約指輪。

万が一の紛失が怖くて「手荷物」にしたけど、それはそれで別のリスクがつきまとう。

カモフラージュは「日用品」のポーチ

指輪のケースをそのまま入れるのはリスクが高すぎる。

もし彼女がバッグを開けて、あの四角い箱が見えたらその瞬間にすべてが終わるからだ。

僕が選んだ潜伏先は、のど飴や予備のマスクが入った何の変哲もないポーチ。

機内で彼女から『一つちょうだい』と言われたら即アウト。

そんなヒリヒリするような心理戦が、日本を発つ前から始まっていた。

保安検査場での「付箋作戦」

最大の関門は、手荷物検査だ。

金属探知機に反応して、係員の方に「カバンの中身を確認させてください」と彼女の目の前で箱を開けられることだけは、何としても避けなければならない。

僕は空港のトイレで、一枚の付箋にこう書いて指輪のケースに貼りつけた。

「プロポーズ用です。彼女に秘密にしたいので、協力をお願いします」

もし開けられても、これを見て係員さんが「空気を読んでくれる」ことに賭けるしかなかった。

無言の連帯感

X線検査のベルトコンベアに吸い込まれていく、僕のポーチ。

心臓が口から出そうなくらいバクバクしていたけど、顔だけは平静を装って彼女と話していた。

結果、ポーチは何事もなく検査機を通り抜け、僕の手元に戻ってきた。

係員さんと目が合ったわけじゃないけど、心の中で「ありがとうございます」と何度も唱えた。

無事にゲートをくぐり抜けたとき、ようやくハワイへの旅が本当に始まった気がした。

Coming Next: Episode 03:The Long Countdown

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